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「IMS Japan カンファレンス 2020」の発表資料

更新日:2023年5月25日

COVID-19パンデミックは教育や人材育成の分野にも多大な影響を与え、私たちはオンライン学習やICT教育利用の可能性と課題を再認識することになりました。(いつの間にか、先進国の多くと一部の発展途上国に、水をあけられていたわが国の教育の情報化は、国内では地域・学校・家庭での格差をもたらし、「学び」の継続に大きな違いが生じました。)パンデミックのなかで見え始めた、学びの「ニューノーマル」はどのようなものなのか、その実現にデジタルエコシステムはどのような役割を果たすのか、教育情報システムの連携(相互運用性)を保証する国際技術標準の在り方を考えます。


開催テーマ

学びの「ニューノーマル」を実現する国際技術標準


【日時】 9月10日(木)~ 9月11日(金) IMS Japanセミナー・Tech Day

​【参加方法】 オンライン開催


一日目(2020年9月10日(木))

IMS Japan Tech Day


13:00 開会あいさつ 常盤 祐司 日本IMS協会 技術委員長

TechDay_Intro.00
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13:05 IMS Global 特別講演: IMS 技術標準 最新動向

Colin Smythe IMS Global Chief Architect

IMS Global 特別講演: IMS Standards and the IMS Ecosystem(IMS技術標準とIMSエコシステム) (30分)

The Covid-19 outbreak has placed great stresses and demands on every organization. IMS, with the significant support of our Members, has continued to make important progress on the development of standards for EdTech. More significantly, IMS has made great progress in providing new resources and tools to make it easier to work within the IMS EdTech Ecosystem. In this keynote presentation the IMS Chief Architect will give an overview of the IMS Standards and provide an update on the latest technical activities. He will also provide important information on the new new resources and tools that are available to IMS Members. Finally, he will give insights into the technical work that IMS expects to complete in the next 12 months.

(新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大は、学校や企業に大きな影響を与えています。IMS Globalは、参加メンバーの多くの活動と貢献を通じて、EdTechにおける技術標準を大きく前進させてきました。さらにIMS Globalでは、IMS の教育デジタルエコシステム内での作業を容易にする新しいリソースとツールの提供においても、大きな進展を得られています。この特別講演では、IMS GlobalのチーフアーキテクトがIMS技術標準の概要とそれらの最新情報と、IMSメンバーが利用できる新しいリソースとツールを紹介します。加えて、IMS Globalがこの先1年で作業を完了する予定の新たな取り組みの見通しを示します。)


Smythe_IMSStandardsUpdate_20200909v1
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13:35 IMS 技術標準 最新動向 常盤 祐司 日本IMS協会 技術委員長

ラーニングエコシステムを形成するIMS標準の最新技術動向と課題(30分)

小中高、大学、社会人におけるICT活用教育/学習基盤は複数のサービスを連携するエコシステムで提供される時代になりました。本セッションでは、小中高、大学、社会人、それぞれのステージにおけるラーニングエコシステムを形成するためのIMS標準に関する最新の技術動向と課題を取り上げます。


14:05 IMS Japan Tech Day 招待講演 緒方 広明 京都大学 教授

国際技術標準とラーニングアナリティクス(30分)

学生が一人一台の情報端末を用いて教育・学習活動を行うことで、自然と学習ログが蓄積されます。これを分析することで、教育・学習の改善を行うのが、ラーニングアナリティクスです。教育データの標準化を行い、LTIやLRSなどの国際技術標準を用いることで、小学校から大学、社会人までの学習ログが蓄積され、国内だけでなく海外との比較も可能になります。本発表では、これらの技術標準やデジタル教材配信システムBookRoll、ブロックチェーンを用いた学習ログの連結などの研究をご紹介します。


14:50 テクニカルセッション 1

LTI セッション 1

LTI の入門から実践まで~今日から始めるLTI ver.1.3~

ラーニングエコシステム形成の基盤技術標準である「LTI」。その最新であるver.1.3を、サンプル実装のハンズオンや、デモを通じて1から解説します。 (130分)

・LTI部会の紹介(5分)

・LTI v.1.3概説(35分)

--休憩(10分)

・リファレンスインプリメンテーション(ハンズオン)(40分)

--休憩(10分)

・LMS(Moodle)よるデモ(30分)


講師

サイバー大学 田中 頼人(LTI国内適用検討部会 副主査)

内田洋行 久保 美那子(IMS認定 訓練/実装支援管理士)

 藤原 茂雄(IMS認定 訓練/実装支援管理士)

 畠田 浩史(LTI国内適用検討部会 主査)



IMS Japan Conference2020_TechDay_LTI Session-1_Introduction of LTI WG
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IMSJConf2020_LTI1.3_リファレンスインプリメンテーションハンズオン_送付用
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LTI1.3セッション1_LTIv.1.3概説
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デジタルバッジセッション 1

オープンバッジ基本コンセプト・ハンズオン(60分)

IMSサイトやIMSリソースを使ったハンズオンを通して、オープンバッジの技術構成(11キーワード)について理解し、自社のオープンバッジ実装計画を検討する際の基本知識を習得する。

・自社システムへのオープンバッジ表示方法

・自社システムからのオープンバッジ発行方法

・自社システムと連携したオープンバッジ管理方法


講師

デジタル・ナレッジ 教育テクノロジ研究所 シニア・フェロー 秦 隆博 (デジタルバッジ関連標準国内適用検討部会 副主査)


obv2hansonslides20200910
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デジタルバッジセッション 2

ブロックサーツ基本コンセプト(60分)

Blockcertsの仕組みの説明と、発行APIの既存システムに組み込み、デジタルバッジの発行自動化を習得する。

・ブロックチェーン証明書のメリット

・ブロックチェーン証明書の運用例(弊社事例と海外事例)

・導入方法(APIをご案内)


講師 LasTrust株式会社 最高技術責任者 高橋 翔太


17:00 IMS Global Q&A Colin Smythe 日本IMS協会

IMS Global Chief Archtect の Colin Smythe氏が、IMS Global技術標準に関する質問に直接お答えします。(逐次通訳あり)



二日目(2020年9月11日(金))

IMS Japan セミナー


11:00 テクニカルセッション 3

LTI セッション 2(60分)

動画配信システムOATubeのLTI Tool化

上田 浩 (法政大学 教授)

法政大学では学内向け動画配信システムOATubeを開発運用してきましたが、ローカル認証、ローカルクラス設定が必要で、運用が煩雑になっていました。LTIによりこれらを解決するための開発を行った経緯と現状を報告します。

200911imsjapan
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Zoomによるオンライン授業におけるLTI連携の全面活用事例

森村 吉貴(京都大学 准教授)

京都大学では4月からのオンライン授業の実施にあたりZoomを全学的に活用しており、その採用にあたってはLTI連携により科目に紐づくミーティングを容易に行えることが重要なポイントでした。今回は、月間約1万5千件のオンライン授業をLTI経由で実施した際の実例についてご紹介します。

Zoomによる_オンライン授業における_LTI連携の全面活用事例
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デジタルバッジセッション 3(75分)

デジタルバッジ入門

デジタルバッジについて初歩から知りたい方のためのセミナーです。学校をはじめ教育に関わる法人ではさまざまな証明書を発行します。大学では、学位記、成績証明書、プログラムや資格の証明書などがあります。こうした証明書を電子化したものをデジタルバッジと称し、デジタルクレデンシャル(電子認証)の基礎となるものです。このセミナーでは、デジタルバッジとは何か、どのように使うのか、国内外の事例をまじえ紹介します。

1)デジタルバッジとは

2)デジタルエコシステムとIMS技術標準

3)国内外の先進事例

4)今後の展望


講師

(一財)オープンバッジ・ネットワーク常務理事 吉田俊明

オープンバッジ_IMS_20200911
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京都情報大学院大学・(一社)日本IT団体連盟 事務局長代理 田中恵子


(特非)CCC-TIESコンソーシアム 小野成志・堀真寿美

放送大学 山田 恒夫

(デジタルバッジ関連標準国内適用検討部会 主査)


12:40 開会あいさつ 白井克彦 早稲田大学 名誉教授 日本IMS協会 理事長


12:50 IMS Global 特別講演: IMS Global 最新動向紹介

Rob Abel IMS Global CEO

IMS Global 特別講演: Transforming Education Before, During, and After the Pandemic

新型コロナウイルス感染拡大による教育の転換 (30分)


13:20 基調講演 桐生 崇 文部科学省 初等中等教育局企画官 国際企画調整室長 学びの先端技術活用推進室長

200911IMS Conference(文科省-桐生)
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藤村 裕一 鳴門教育大学 准教授

初等中等教育における教育データの利活用と国際技術標準 (60分)

「誰一人取りこぼすことのない、個別最適な学び」を実現するための1つの要素が教育情報システムに蓄積された学習履歴や学習リソースに関するデータです。データ活用は、GIGAスクール進展や新型コロナウイルス感染拡大による学校休業等の影響もあり学校現場において急速に大きな論点となっています。斯界をリードされてきたお二人のパイオニアから、文部科学省の取り組みの最新状況と教育現場における活用方策、現在直面している課題と解決策について伺います。

IMSJapanConfernce2020-Fujimura
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14:30 特別セッション 日本IMS協会 リーダーズ・トーク

山田 恒夫 日本IMS協会 理事 放送大学 教授ほか

学びのニューノーマルを実現する国際技術標準(50分)

基調講演での問題提起をうけて、日本IMS協会をリードしてきたメンバーがその持続可能な解決策を展望します。あわせて、わが国で「個別最適化された学び」を実現するために、IMS技術標準はどう発展すべきか議論します。


株式会社内田洋行 代表取締役社長 大久保 昇 (日本IMS協会 副理事長

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株式会社ネットラーニングホールディングス 代表取締役議長 岸田 徹(日本IMS協会 副理事長)

株式会社サイバー大学 代表取締役 学長 川原 洋(日本IMS協会 理事)

IMS-J_panel_kawahara_09112020_no_motion
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株式会社デジタル・ナレッジ 執行役員 秦 隆博(日本IMS協会 運営委員)

IMSJ2020学びのニューノーマルを実現する国際技術標準_20200911Pre
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司会: 放送大学 教授 山田 恒夫(日本IMS協会 理事)

特別セッション資料_202000909
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15:30 実践事例報告

実践事例報告

IMS技術標準: 実践事例報告 (90分)


1. n8n (ワークフローツール) やtalend (ETLツール) を用いたCaliper準拠データ変換

熊本大学 教授 中野 裕司

ims202009v01
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2. Cloud Campusを利用した授業運営

株式会社サイバー大学 産学教育連携部 清水美幸

弊社のLMS「Cloud Campus」を利用して授業運営をする際の 授業設計のポイントやコンテンツの作成方法をご紹介いたします。

202009011_オンライン授業設計のポイント
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3. 国内初の実運用!ビジネス・ブレークスルー大前経営塾の卒塾生へブロックチェーン修了証書を提供

LasTrust株式会社 代表取締役 圷 健太

ブロックチェーン修了証書とは、従来のような紙の修了証書と異なり、デジタルで発行され、スマホやWEBブラウザ上で管理、閲覧できる修了証書です。(当社ブロックチェーン証明書発行SaaS「CloudCerts」から発行)

大前経営塾は、世界的経営コンサルタントの大前研一が開設した本格的な経営者育成コースです。オンラインで時間場所に関係なく受講することができ、これまでに3,000名近い経営人材を輩出しています。4月5日には新型コロナウイルスの影響もある中、オンラインを利用した卒塾式を開催し55名がデジタル上でブロックチェーン修了証書を授与されました。

ブロックチェーン修了証書とは、従来の紙に印刷した修了証書とは異なり、デジタル上で発行される修了証書となります。ブロックチェーン修了証書を導入することで、下記のようなメリットがあります。

・紙の修了証書を保管する必要がなく、PCやスマートフォンでいつでもどこでも参照できる

・メール等に本修了証書を添付し、所属企業の人事部など第三者に送ることができる

・修了証書のデータを暗号化(ハッシュ化)し、ブロックチェーン上で分散管理するため、偽造や不正な閲覧を防げる

・従来の紙での管理からデジタルへ移行したことにより、発行にかかる時間と資源を節約できる

受講生の修了履歴がブロックチェーンに記録されるため、修了生の修了実績や能力の情報が所属企業の人事部等に共有可能となり、将来的に修了生のキャリアパスの最適化が期待できるため、大前経営塾では導入を決定いたしました。今後、BBTのその他のプログラムへの展開も検討しています。

LasTrust_IMS JAPAN Conference2020_実践事例報告
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4. シームレスで快適な学習環境に向けたLMSの活用

アシストマイクロ株式会社

コロナウイルス感染症対策によって、多くの教育機関様・企業様が学習管理システム(LMS)等を利用し、オンラインで学習を行っている事と存じます。また、現在の状況を鑑み、更なるオンライン学習を利用する方針を進めている教育機関様・企業様も多いのではないでしょうか。今後の学習管理システム(LMS)や様々な学習コンテンツの利用を考える皆さまへ向けて、学習者にシームレスで快適な学習環境を提供する為の、LTI連携の実践を弊社で取り扱っている学習管理システム(LMS)を例にご紹介させて頂きます。

20200911_ シームレスで快適な学習環境に向けたLMSの活用
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5. IMS Global仕様認定プラットフォームマルチバース®が支える国際標準の活用

株式会社ネットラーニングホールディングス 取締役副社長 李 在範

IMS Global仕様で7つの認定を保有している教育プラットフォームマルチバース®の活用事例と戦略・未来をご説明いたします。

IMS conference2020-NL
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6. IMS Global 認定取得製品によるシステム連携とデータの相互運用

株式会社内田洋行

当社のIMS Globalの認定取得製品を元に、IMS Global認定取得のプロセスを解説し、認定取得の利点とその先の展望をご紹介します。

実践事例報告_内田洋行_IMS Global 認定取得製品によるシステム連携とデータの相互運用
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17:05 日本IMS協会 Q&A 日本IMS協会

日本IMS協会やIMS 技術標準に関するお問い合わせ、ご質問にお答えします。



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